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平成28年狩猟期のイノシシ猟に見る筑波山における自然の状況! [日本の農業を守ろう!]

20161223-1.jpg22日本所と向島の猟友会のメンバーと八郷市の猟友会のメンバーとの協猟会が開催されました。

ご覧の山肌は樹木が伐採され植林された地域ですがせっかく植えた苗木がイノシシに堀荒らされて枯れてしまって居る場所が広がっていました。

こうした場所には電源が無い事や地形的に電気柵が張れませんからある程度捕獲して山奥から出て来ない様にするしかありません。

昨年のイノシシ猟では120キロクラスの大型のイノシシに猟友会のメンバー1名が突っ込まれ重傷の怪我をされた事をふまえ慎重に山へ入りました。

しかしながらこの急斜面はきつく足元も良くありませんので息切れしながら道なき道を進みます。

20161223-2.jpgこれが自然の山の中に居るイノシシですが、実際に見ると森の住民と言うか神秘的な魅力を感じます。

最近イノシシが増えて農業被害が大きい事から自治体では1頭につき8千円前後の報奨金を出していますが、イノシシは年2回繁殖し6~8頭生まれるそうですから捕獲が追い付かないのが現実です。

捕獲も危険が伴いますので集団でないと万一怪我などした場合、中々発見出来ない恐れがあります。

こうした場所にはイノシシ用の罠が仕掛けてありますので、猟犬は連れ込みません。

イノシシも命がけですから危ないと思うと最後は突進して来ますので立ち塞がらずに咄嗟に身をかわせる体制で構える必要があります。

20161223-3.jpg捕獲した後は役場の職員を呼びますと、捕獲した日付をスプレーで書き証拠の写真を撮ってくれますので、捕獲の届け出と食品としての安全検査を受けてから解体して食肉に加工します。

2011年の原発事故の時には、放射能検査がありましたが、最近では検出されないそうです。

この日捕獲されたのがイノシシ5頭でした。

例年ですと大きいのが2~3頭のですが、今年は小ぶりですが5頭も取れました。

これを行うには国家資格の狩猟免許と猟期中は県ごとの狩猟者登録証が必要でこれにかかる費用は1県で41,000円かかります。


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