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すみだ北斎美術館の謎を追う 第17話 630万円で購入の扇面見立文殊図の価値は? [官僚利権とすみだ北斎美術館の研究]

20161109-1.jpgご覧の肉筆は墨田区が平成20年度に北斎の肉筆として6,300,000円で購入した「扇面 見立文殊図」と題されたものですが、ここまで画像が判別不能のれべるまで落とされてさひまうと逆に怪しさを感じてしまいます。

これだけでは誰の作品か不明と判断するのが妥当ではないでしょうか。

見立文殊図の意味を解説すると見立てとは、故事にちなんだ題材を当時の風俗で人物や背景を描いた絵の事で浮世絵等に良く用いられました。

文殊とは文殊菩薩の事で、仏閣などの絵や彫刻に描かれる特徴として右手に剣左手に経典を持っている姿が一般的で、智恵を象徴した存在です。

わかり易く言えば、故事に出て来る「三人よれば文殊の智恵」と言う言い回しがありますが、正にその智恵を象徴しています。

うっすらと人の姿が見えますが、題名にある文殊菩薩との関係性が不明です。

来歴を調べてみましても全く出て来ませんから、贋作の可能性がたかいと考えられます。

こんないい加減な資料に6,300,000円もの税金を使って購入する価値があるのか大いに疑問があります。


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