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第95話 元金融マンだから解る銀行の付き合い方!資本主義社会の本質は資金調達! [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]

16May2022-1.jpg本日の私はこうして起業した!第95話は「元金融マンだから解る銀行の付き合い方!資本主義社会の本質は資金調達!」をお送り致します。


中小企業の経営者の方で「わが社は無借金経営です」と自慢する方がいらっしゃいますが、これを聞いた瞬間私はこの経営者と会社の未来がが見えてしまいます。


現在は資本主義社会である事と資本主義の本質を知らない事を自ら言っている様なものです。


資本主義社会では、リスクを取りながら健全の資金調達無くして成長はあり得ないからです。


現在のマネーの仕組みは、マネーは誰かの借金で創り出されていますので、借金をしなければ豊かになれない仕組みになっているからです。


そこで問題なのが借金の性質で、健全な投資の為の借金なら豊かになりますが、問題は借金で個人で使う自宅や自動車を買ってしまう事はNGで、個人で使う自宅や自動車は何も利益を生みませんから単なる消費に過ぎません。


家も自動車も買った瞬間最高値で、以後下落しますが、土地の値段だけ上がる可能性は否定できませんが、利息の支払いを考えるとこれもマイナスになる可能性があります。


更に大切なのが銀行の選び方で、銀行には実は様々な種類が存在します。


一般に利用可能な銀として、信託銀行、都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合に分類されます。


銀行によって貸し出しのメインとなる顧客が決まっており、信託銀行、都市銀行は大企業が融資先となりますので、一般の中小企業は口座は作れても億単位の貸し出しを受ける事はし難い上に、貸しはがしの危険があります。


これらの銀行は、国際決済銀行BIS(Bank for International Settlements)規制を受けますので、自己資本比率がbisの基準に達しないと国際決済市場から排除されてしまいますので、バブル崩壊後には銀行の貸しはがしが行われました。


bisの基準は世界の金融市場が縮小する状況で基準が引き締められた為に、こうした銀行は自己資本比率を高める為に貸しはがしが行われ、これに応じてすまうと資金繰りが行き詰まり、地獄を見る事になります。


実は、私も当時信託銀行から百万円借りており、貸しはがしを受けた事があります、これを認めてしまうと数年後には運転資金が枯渇してしまうのでこれを拒否し、金融庁の金融円滑化ホットラインに電話しました。


この時に知ったのが、貸しはがの電話をするのが末端の行員で、金融庁の金融円滑化ホットラインに電話後は、銀行の部長から直接電話があり、「従来の通りの返済で構いません」と言われました。


これも私が元金融マンですから、銀行が逆にやられたら困るツボを知っていたから出来た芸当で、知らない方はこの罠にはまり財産を失ったはずです。


次に、地方銀行、第二地方銀行、ですが、これも地方の大手企業を対象としており、地銀大手の横浜銀行や千葉銀行など国際的な外為決済銀行の看板のある地銀は、当然、BIS規制を受けますから注意が必要です。


最後に、信用金庫、信用組合は地域を対象にした金融機関ですから、その地域で仮に貸しはがしなどしたら、地域の人の口コミでこれが拡散されてしまいますと、自らの首を絞めてしまいますので貸しはがしはあり得ません。


中小企業の経営者やこれから起業をしようと言う方は、これらの金融機関が便利で安全です。


墨田区には東京東信用金庫などでは、無料で創業塾等が行われ、起業の方法や事業計画書の書き方まで教えて下さいますし、審査が通れば、創業融資もしてくださいます。


信用金庫と取引するには、一定額の出資金を払い出資者になる必要があり、億単位の借り入れをする様になると出資額も100万円を超える事もあり得ますが、配当金が高配当ですから預金よりもお得です。


信用組合と取引するには、これも1万円以上の出資をして組合員になり、高額な借り入れは金利が高いのでお勧めしませんが、短期で少額を借りるには便利な金融機関です。


銀行の上手な付き合い方は長くなるので、第96話でご紹介します。

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