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第94話 全てのものの価値や価格を把握し相場観を身に着ける努力を惜しまない! [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]

15May2022-1.jpg本日の私はこうして起業した!第94話は「全てのものの価値や価格を把握し相場観を身に着ける努力を惜しまない!」をお送り致します。


例えば機械を購入したり販売する立場になると、この機械は高いのか安いのか適格に答えれられる人はその道のプロでなければ答えれられないと思います。


特に特注品の場合、上の写真の様に機械には複数の部品が使われていますので、これらの一つ一つの部品の価格が合わさり、それに設計、工場での組み立て、梱包、出荷時の運送、据え付け、代金の回収や営業費用に利益が載せられ本来の価格が出るのです。


私は、若い頃に機械の専門商社に居たので、この価格の算出方法を学び、その後スカウトされ、メーカーの技術者になりましたので、無から機械を生み出しそこから稼ぐ方法を学ぶ機会に恵まれました。


つまり、お客さんの所で出される要望を満たす機械を作る前に、いくら位で製造できるか見積もりを出す事が出来る人材は極めて稀で、多くが高過ぎる見積もりや甘い見積もりで受注損を抱える競合が多い事を知りました。


つまり、適正な価格を割り出す技術がある者は成功し易く、これはどんな商売でも共通するのです。


また、競合他社と価格の競争がある場合は、仕様は変えずに製造工程での無駄や作業時間の無駄を割り出す為に、作業員を並べ、どう言う順番で組み立てれば時間が短縮できるか、ストップウオッチで計ります。


作業を観察すると、部品を組み立てる際に例えば組み立ての際に、部品の一部をはめ込み易くする治具と呼ばれる工具を作り、所定の位置に固定しながら組み立てると、正確かつ短時間で組み立てる為の道具を作る事で組み立て時間を減らし、人件費を浮かす事が出来ます。


こうした裏技まで知っていると、逆に製品を買う場合でも、作業工程が連想できますので、適正な価格かどうか見抜けてしまいます。


商談の相手がこれに気付いていない場合もあるので、そんな時は工場を見学させて貰い、工程の中に無駄がある事を指摘して、改善方法を示す事で他社よりも安く調達する事が出来価格競争に勝てるのです。


こうした事が出来る人材は限られていますから、当然スカウトの目に留まりますし、稼げる人材とは価格差と言う利ザヤをより多く抜ける事が出来ますから、必然的に稼げてしまいます。


常に相場観を身に着ける努力をすれば、どの業界でも稼げますし、独立して稼げる人は、自分が扱う商品の相場が見えている筈です。


実は私が20代前半の頃幸運にも、日本のインテリアデザイン界の巨匠故倉俣史朗先生の仕事をさせていただいた事があり、デザインと言う付加価値の高さを身を持って経験致しました。


大変多忙な方で、当時、六本木のクラマタデザイン事務所に訪問するのは深夜10時頃で、そこには多くのデザインに携わる若い人が居て、当時、女性をこんな時間まで仕事をさせて大丈夫なのか心配した位です。


私の仕事は、倉又先生のイメージする図面を基に製品を作り具現化し商品にする事で、その発注される特注品の単価を提示さあれ、その価格の高さには驚きました。


先生のご期待に副える製品を作り、お納めすると大変喜んで下さり、私も会社もその莫大な利益の恩恵を受けました。


この時に、価格は単なる製造コストの積み上げでは無く、優れたデザインと言う要素を付加価値として組み込む事で更に大きな利益を生む事を知りました。


こうした関係で美術やデザインを夜学で学びクリエイティブな才能を磨く切っ掛けになりました。


これは、不動産でも価格が現在高いか安いかを知るには相場観を身に着ける為に常に相場を把握していれば安く買う事が出来ます。


また、賃貸で貸す場合も、多少の投資が必要ですが、デザイナーズマンションにして貸し出せば、近隣相場よりも高く貸し出せますし、空室リスクも少なくできます。


先ず全ての価格の相場観を身に着け、更に付加価値を高める努力と行動を起こす事で、収入を更に増やせるのです。

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