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令和元年度墨田区議会定例会11月議会の一般質問に対する区長答弁を掲載!その3  [墨田オンブズマン大瀬康介の行動力]

03Dec201-1.jpg11月28日令和元年度墨田区議会定例会11月議会での私の一般質問に対する区長答弁その3を掲載いたします。


消費税増税に伴う区内産業の影響について


10月1日に消費税が増税され、その影響で飲食店の売上が激減したのを区長はご存じでしょうか。外食産業でもその影響は大きく大手レストランチェーンの数々が前年度比の売上減少を示しています。


大手でもこれだけの打撃を受けていますから、小規模の店舗や家族経営の店舗の経営は非常に苦しく、消費税分を価格に転嫁すれば客が来ないという非常に厳しい状況に置かれている事は他言を要しないと思います。


(質問14)そこで墨田区として区内産業を保護し、地域の活気を取り戻す為にどの様な施策を講じる必要があると区長は考えているのかご質問致します。

第14の質問は、区内産業を保護し、地域の活気を取り戻すための施策についてです。




区では、現在、消費税率引き上げに伴う消費喚起策として、プレミアム付商品券の発行や、キャッシュレス化に伴うポイント還元の周知などを行っています。




今後、(仮称)墨田区産業観光マスクープランの策定を進める中で、裾野の広い観光産業との相乗効果や、ベンチャー企業等と区内企業との連携、さらには、変化の激しい時代に対応できる人材育成などについて検討し、効果的な産業振興策を進めていきます。

また、墨田区のインバウンド作戦として、多言語のメニューの作成というものがありましたが、飲食店のオーナー様のご意見ででは、複数の多言語よりも、きちんとした英語の方が役に立つと言われています。


例えば中国語や韓国語で書かれていても聞きなれない言語で話されても、」どう応えて良いか分からず、余りの多言語では使えこなせないと言う声があります。


また、言われなき募集工訴訟での日本企業の資産差し押さえや売却問題。韓国の国会議長による我が国の天皇陛下に対する土下座発言で日韓関係は悪化し、さらに、大韓航空の経営悪化で便数が激減していることから、韓国からの観光客が減り韓国語のメニューなどおいても意味が無いと言う声もあります。


本格的なインバウンド戦略には、安易な多言語よりも世界の共通語である英語を徹底させた方がグローバル化と言う観点から考えますと理にかなうと感じます。


(質問15)そこで区長にご質問致しますが、商店の経営者や従業員に複数の言語での対応はどう考えても無理と考えられますので、安易な多言語よりも、世界の共通語である英語に絞る方がコミュニケーションできるのではないかと思いますが、区長のインバウンド戦略に対する考え方をお伺い致します。


第15の質問は、インバウンドに対する考え方についてです。
コミュニケーションに限定すると、区では、現在、区内で英語対応ができる魅力的な店舗を紹介する英語専用のウェブサイト「Oishii Sumida Tokyo」を立ち上げ、インバウンドヘの対応を図っています。
さらに、他の言語については、都の多言語メニュー作成サイトの紹介などを行っています。
店舗での接客の際には、簡易に対応できるピクトグラム表示やコミュニケーションシート等のツールの活用を促し、支援していきます。



隅田公園の工事期間が長すぎる問題について


隅田公園の改良工事が地元の皆様の声では工期が長すぎるという声がございます。


その背景には長期に亘り仮囲いがされていますと、近隣の人々が季節感を感じられず公園を散策していて圧迫感や味気のなさを感じている事が伺われます。


工期が第一工期、第二工期と別れていますが、工期分けよりも、工区分けにしてそれぞれ別の業者に発注した方が効率が良いのではないかと思います。ここで過去の歴史の逸話を紹介いたします。


清洲城を囲む塀が台風で全部倒れてしまいました。そこで、織田信長は、普請奉行に修理を命じましたが、なかなか工事がはかどりませんでした。


気の短い信長は普請奉行をクビにし、代わりに木下藤吉郎に修理を命じます。


藤吉郎は現場にやってきてつぶさに状況を検分すると、労務者が百人ばかりいたが、一向にやる気がなくだらだら仕事をしていました。


藤吉郎は近くにいた労務者に「なぜ工事を急がないのだ」と聞くと労務者が「いつまでに、また、何のために塀の修理を急がないか、わからないからです」と答えました。


藤吉郎は、普請奉行が仕事の目的をなにも説明せず、ただ、急げ、急げと急き立てただけだと感じ取ります。


そこで藤吉郎は改めて全員を集め説明します。「なぜ、塀の修理を急がなければならないかといえば、清洲城は敵に囲まれていて、いつ攻めてくるかわからない。


そのとき被害を受けるのは武士だけではない。


おまえたちの家族もみんな殺されてしまうだから、おまえたちは自分の心配だけでなく、家族の心配もして、塀の復旧を急げ」とその重要性を説明し、更に、区域分けをして親方同士を競争させ早く仕上げた者に褒美を与えると言い、結果的に3日で修復させたというものです。


墨田区も単に発注するだけでは無くその重要性を把握し、更に、双方を競争させ出来ばえを競わせた方が丁寧でもっとスピーディーに工事が進むと思われます。


(質問16)そこで区長にお伺いしますが、あの程度区域の場所に工期が何故2年もかかるのか、第一工期、第二工期、供に同じ業者が受注していますが、工期を分ける理由は単に予算の問題なのか、それとも工法上の理由なのか明らかにした上で、何故これ程時間がかかるのかお答え下さい。


第16の質問は、隅田公園再整備工事の工期等についてです。


まず、隅田公園再整備工事においては、昨年度は敷地造成、給排水設備、芝生広場等の基盤整備を行い、今年度は園路舗装やベンチ、公園便益施設等の修景工事を行っています。


工事を2か年で行う理由については、施工範囲が約1万5, 000平方メートルという広さであること、芝生や移植樹木の養生期間として1年以上必要であることなどを総合的に勘案し、安全かつ効率的な施工方法により実施しているためです。


(質問17)また、仮囲いで中が見えない状態で長期に亘る工事がされていますが、作業していない時間が長すぎるのではないかと思われます。


第17の質問は仮囲いについてです。


工事の仮囲いは、現在、工事の進捗にあわせて、上半分かメッシュになったバリケ-ドを設置しており、上ぼこりが周囲に飛散しないよう、シートを取り付けていますが、土ぼこりの飛散のおそれが少なくなった段階で、取り外していきます。


こうした不信感を区民に覚えさせない為には、中の様子が分かる仮囲いすべきだと思うが区長のお考えをお示し下さい。


墨田区の大学誘致と新ココム問題について


本部をフランスのパリに置く、対共産圏輸出統制委員会(略称COCOM)は、共産主義諸国への軍事技術、戦略物資の輸出規制の一環として、大学での研究などにも拡大される動きが出ています。


アメリカの大学では中国籍の学生の就学ビザがこれまで5年だったものが1年に短縮され、毎年更新となり、実質排除の厳しい対応が取られ始めています。


これに供ない、これが我が国にも適用が求められた場合、墨田区が誘致した大学も影響を受ける可能性が予想されます。


(質問18)そこで区長にご質問致しますが、誘致した大学に学生が集まらず、墨田区の投資に見合う成果が期待できなくなった場合どの様な対応を取り、学生の減少を食い止めようと考えておられるのかをお伺いいたします。


第18の質問は、墨田区の大学誘致と新ココム問題についてです。


千葉大学デザイン・建築スクール及び情報経営イノベーション専門職大学は、学生が集まらない想定はしておらず、ともに開学後一定数の留学生か在学する予定と聞いています。


ご指摘のあったアメリカにおける就学ビザの短縮については、現時点では日本には適用されていないため、新ココムの問題の影響が直ちに及ぶことは考えられませんが、大学側と連携しながら今後の状況を注視していきます。

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