公然化する落札率100%の仕組みを解明!旧すみだ健康ハウス大規模改修の内訳を分析! [山本区長下で進む墨田区の官製談合疑惑の研究]
旧すみだ健康ハウス大規模改修工事の電気設備工事の入札については、落札率が数学的にはあり得ない100%であった事を、当ブログで連載で指摘していますが、御覧の電力増幅架と呼ばれる機器の価格を、元原子力発電所等の機械設備の設計技師の経験を持つ大瀬康介が暴露します。
旧すみだ健康ハウス大規模改修の積算根拠を示す文書を情報公開して内訳を分析してみましょう。
これが今回取り上げる電力増幅架の見積り合わせの部分ですが、パナソニック、TOA、JVCの3社で見積もり合わせをした事になっており、この見積を取得した主体は、墨田区では無く施工管理に関わる設計事務所が取得した見積である事を確認しました。
この電力増幅架の落札社の価格は342万円ですが、電力増幅架の価格は上にございますオープン価格で165,660円で、これにアンプ240W50~15Hz、ミキサー(マイク2ライン6×2)、電源(AC100V、CD24V)DC側にはバッテリーを付属するものです。
これらがアッセンブリーされた価格を調べてみますと、大体の取りき相場が見えて来ます。
墨田区が指定する仕様で組み込まれた電力増幅架を探してみますと、汎用のものがみつかり御覧のものがその仕様書です。
それではこの価格は、税込みでも60万円程度ですから、これに区が指定する業者の儲けとなる掛け率60%を掛けますと96万円になります。
これに対して、電力増幅架の落札社の価格は342万円ですから、適正価格96万円に対して3.6倍も高く、区の指定する掛け率60%を遥かに超えた約246万円が不自然に上乗せされている事がお分かりになるのではないでしょうか。
これが墨田区の山本亨区長ら幹部職員が決済し、区議会でも私以外全ての議員が賛成して議決しているのです。
これは知らないでは済まない問題ではないでしょうか。