墨田区議会定例会11月議会で反対討論と子育て世帯等臨時給付は10万円一括を要求! [墨田オンブズマン大瀬康介の行動力]

最初に、私が採決前に行った委員会審査報告に対する反対討論の原稿を掲載致します。
墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。
これより議案第33号 令和3年度墨田区一般会計補正予算の委員会審査報告について、反対の立場から討論を行います。
議案第33号 令和3年度墨田区一般会計補正予算中、文化振興諸費の補正では7億8千万円もの大金が北斎基金事業費への追加に使われています。
すみだ北斎美術館は、設計段階から毎年5億円の赤字が出る施設である事を、これまで継続して指摘して参りました。
同館にこの様な莫大なお金を投じても、その対価に見合うメリットは見いだせないものと考えます。
この様な無駄な支出をするよりも、学校施設の受益者負担等を止め、将来の墨田区を支える様な、才能ある児童・生徒の育成ために使うべきと考えますので、当該議案には反対致します。
補足解説:7億8千万円もの大金が北斎基金事業費への追加は余りにも莫大過ぎで、現在ふるさと納税分統べてがこれに充てられており、昨年の同時期の追加は4億円でした。
つまり、昨年の倍が基金に積み立てたれています。
この最大問題は、こうした基金の使われ方で、墨田区の場合偽物の肉質画などが買われてしまう恐れが否定できませんし、日本では真贋を鑑定する機関が存在しない為に、真贋の検証が出来ません。
これが悪用されると、裁判所は美術品の鑑定機関ではありませんので、鑑定しません、警視庁も検察庁に書類送検するには、真贋が証明出来る証拠が必要になりますので、大変扱い難いのです。
墨田区では過去に約1億円の北斎の肉質画を購入していますが、複数の専門家が価値3万円程度の贋作である事を指摘したものあり、その差額が我々の税金から盗まれた可能性が高いのです。
これらの利益は捜査当局に摘発されない事が非常に多いので、国立美術館以外の地方自治体の役人が作る美術館は我々の税金を横領する装置として作られている事を指摘しているのは私だけでしょうか。
続きまして。
議案第37号 墨田区手数料条例の一部を改正する条例の委員会審査報告に対する反対討論を行います。
議案第37号 墨田区手数料条例の一部を改正する条例を精査してみますと、長期優良住宅の普及の促進に関する法律第6条第一項各号に適合する長期優良住宅を建設し、その品質を保持する為のものである事が分かります。
長期優良住宅は建設コストも嵩みますが、環境負荷が少ない為、墨田区に取っても大変メリットのある住宅です。
こうした有益な住宅を建設しようとする方々から、この様な手数料を取る事は、長期優良住宅の普及の足かせとなる恐れがありますので、当該審査報告には反対致します。
以上、ご清聴ありがとうございました。
その後、更に、追加の議案である一般会計補正予算があり、これには、子育て世帯等臨時給付のうち最初に配られる5万円分の補正予算、15億1,930万円が出されました。
子ども文教委員会が開会され、10万円を一括支給する方法等を質問し、これを最初は現金5万円を支給し、残り5万円をクーポンで支給した場合、クーポンに伴う事務費は、1億4,600万円に上る事が明らかにされました。
墨田区の方向性としては、お金を掛けず10万円を一括で支給したいのですが、残り5万円分の予算が国から降りれば、臨時に区議会を開催し議決させ10万円一括支払いを実現したいと思います。
支給は、5万円なら12月24日、残り5万円については、更に補正が国から年内に降りれば、年内に支給できる可能性があります。
クーポンに伴う事務費1億4,600万円を削減し、子育て世帯等臨時給付金10万円一括支払いを強く要求すると共に臨時議会の開会の際に即決の為の協力を墨田オンブズマンは約束しました。