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子ども文教委員会報告!その7 利権構造の税金横領スキーム!11億円の改修部分の中身! [墨田オンブズマン大瀬康介の行動力]

07Dec021-1.jpg昨日に引き続き12月3日、令和3年度11月議会の常任委員会の「子ども文教委員会」で、旧すみだ健康ハウスのリニューアル工事が総額11億円と異常に高い事を指摘させていただきます。


写真は、今回のリニューアル工事のメインとなる内装の工事で使われる天井軽鉄下地、壁面軽鉄下地を撮影したもので、この他に間仕切軽鉄下地と言う部屋の間仕切りに使われるものがあります。


その価格は、天井軽鉄下地は19型では、30センチ間隔で天井に取り付けるもので定尺4メートルで1本1400円程度です。


壁面軽鉄下地の価格は、20,25型で、30センチ間隔で壁面に取り付けるもので定尺4メートルで1本1800円程度です。


間仕切軽鉄下地の価格は、70,90,100で、30センチ間隔で壁面に取り付けるもので定尺4メートルで1本2100円程度です。


これに、石膏ボードを張付けて、壁紙を貼りつける訳です。


石膏ボードも一流メーカー製の高価な不燃プラスターボード15mmTBZ強化石膏ボードベベルエッジ910×1820(3×6版)の価格は、1枚1500円程度です。


06Dec021-7.jpg旧すみだ健康ハウスのリニューアル工事の図面を見ますと主要構造部分の柱の位置は変わらない事から寸法を割り出して使用される材料の量を先ず工事面積から計算してその費用や工程を割り出すと工事価格がある程度分かります。


昨日の当ブログで、1階から3階までの全ての図面を掲載していますので、こちらもご覧ください。


全ての図面をご覧いただければ、今回の主要改修部分は軽鉄下地と石膏ボードである事が分かり、この程度の工事なら、全体でも1億円も掛からないだろうと私は思います。


次に、工事にお金が掛かる事が予想されるのが、エレベーターで、3階なので油圧式でもロープ式でも可能となり、車椅子での使用も考慮して積載量1000㎏として工事費を含めても何れの方法でも2千万円程度と思われます。


次にお金が掛か4のは空調で、施設全体を冷暖房、オールエアコンシステムにするか、階数毎にするかで大きく変わりますが、高く見ても8千万円程度ではないかと考えられます。


最後に価格の高いものは、キュービクル式高圧受電設備で、200Kw約450万円で行けそうですが、ワンランク上の300kwでも650万円程度です。


また、熱配管は掘り起こして撤去する必要は無いので、出ている部分を撤去すれば済みます。


更に、旧内装の解体費用は、浴室の撤去を考慮しても1500万円程度と思われます。


この他に設計監理などの費用を入れたとしても、私は3億円程度で済む工事と思われますが、墨田区の見積もりは7億円ですから、約4億円が利権に消える事が予想されます。


高温水管対策工事について墨田区は4億円と言っておりますが、仮に墨田清掃工場から旧健康ハウスまで工事したとしたも5~8千万円程度で仮に、1億円としても3億円が利権に流れると予想されます。


区の見積もりは、11億円に対して私の試算では、4億円ですから6億円が利権に流れる仕組みがある事を指摘させていただきます。


こんな無駄をしなければ、墨田区が課す受益者負担など必要が無い筈です。


しかし、墨田区の大部分の議員がこうした価格についての知識も経験も無く高いのか安いのかも分かりませんし、与党自民党・公明党は政策協定で議案に反対出来ませんので、6億円が議会の議決を理由に利権に流れてしまいます。


やはり議員が、こうした価格についての相場観がありませんと、本来の仕事である行政の役人を監視、監督する事など出来ないと言う事を知って下さればと願わずにいられません。


利権構造とは、政治家や官僚達による巧妙な税金横領スキームで、政治家は票と金、官僚は天下り、業界は利益を互いにこうして貪っているのです。


※利権構造と政治家や官僚達による巧妙な税金横領スキームについての情報提供者、調査協力者を募集しております。


直接お手紙、お電話などで情報を受けつております。

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