南洋諸島で戦死した英霊の遺骨収集に参加!第68話英霊から不思議な力を授かる! [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]
大戦当時の元総理大臣東条英機の孫にあたる(故)東条由布子さんから日米合同遺骨収集と慰霊祭があるので随行して記録映画を製作欲しいとの要請があり南洋諸島のパラオ共和国にある激戦地ペリリュー島へ半月程行く事になりました。
夜通し飛行して来た飛行機が着陸態勢に入ると窓の外は明るくなり、南洋諸島に浮かぶ島々も海も美しく、熱帯そのものの世界が目に入りました。
初日は、大阪発の便で来る人達と合流する関係で、コロール島のホテルニッコウパラオに宿泊すると、目の前は青い海と小さな小島が並ぶ絶景で、ハイビスカスの花が咲き本当に素晴らしい景色でした。
このホテルの敷地の上の丘に登ると、当時の日本軍の高射砲が二基設置されていて、ここが戦場だった事が印象づけられました。
このパラオ諸島は、元々はドイツの植民地でしたが、第1次世界大戦でドイツが降伏した為に1919年、第一次世界大戦の戦後処理をするパリ講和会議によって、パラオは日本の委任統治領になりました。
ご覧の建物は日本の統治時代に作られた南洋庁の建物で、現在はパラオの最高裁判所として利用されています。
日本統治領時代がパラオにとって最も華やかな時代で、真珠のミキモトで知られる御木本幸吉氏の真珠の養殖場や火薬の材料となる硝石の鉱山があり、太古の昔の海鳥糞が化石になったものを採掘していた様です。
ここでの経験や知り合った人々から新たな未来が広がっていきます。
次回第69話に続きます。