広大なアメリカの自然を求めて撮影旅行三昧日々!広大なグランドキャニオン第65話 [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]
アメリカの大自然を満喫する為に用意したのはご覧のオープンカーで、これなら360度の景色が味わえますし、大自然をそのまま味わえるからですが、これが後に大自然の恐怖に遭遇する事になりました。
セドナからグランドキャキニオンまでの移動は、日本の高速道に当たるフリーウエーを使わずに、西部開拓史を満喫する為に、敢えてローカルな州道や国道を走りました。
予想通り、大自然が創り出した太古の地球の地層や海底の跡が隆起して出来た巨大な荒野は美しく、あの丘の向こうには何があるのだろうかと想像しながら峠を越えると、更に広大な絶景が広がっていました。
真っ直ぐに伸びる州道を走行中、前方に砂漠の砂が舞い上がり空高く渦を描きながら、こちらに向かって来ました。
それ程規模は大きく無いものの竜巻で、これに巻き込まれたら大変ですし、我々の車はオープンカーですから、直撃されず吹き飛ばされずに済んでも、全身砂まみれになる可能性がありました。
道は一直線な為に、前に進むかUターンして後ろに戻るかの選択が迫られました。
そこで、速度を上げて直進すれば竜巻が来る前に通り過ぎる事が出来ると計算し、速度を上げて通過する事で難を免れました。
広大なグランドキャニオンに到着すると近くの航空機をチャターしにローカール空港に行き飛行機で空からグランドキャキニオンを見る事にしました。
写真はその時のもので、古代地球の海底に堆積物が溜まり地層が作られ、それが地殻の変動で海底が大きく持ち上げられ隆起した場所を、雨水による浸食で生み出された絶景です。
地上から見るとあの断崖の上はどうなっいるのだろうかと言う疑問に答えてくれるのは、やはり空から見る事で大地が隆起した当時の海底の原型が見られる訳です。
ここに降り注いだ雨が川となり、その川の跡が谷底に見えますが、この細い川が気の遠くなる様な年月をかけて大地を削り、この自然の絶景を生み出した事が分かります。
この地域は、昼と夜の寒暖差が激しくロッキー山脈に雨雲が遮られてしまう為に、雨が少ない厳しい環境の為に大きな木が育ちません。
更に、飛行機で飛んでいると各所で山火事が起きている事が確認できました。
パイロットに山火事の原因を聞いてみると、落雷によるもの多く、自然発火もある様で山火事は常に発生しているそうです。
着陸後車でグランドキャキニオン国立公園内に入ると、西部劇の舞台となった場所があり、撮影風景が想像されました。
国立公園を出ると無性に喉が渇き、小さなレストランに入り、コーラを頼むとまるでバケツの様に大きい紙コップに入って出て来ました。
当初はとてもこんなに飲めないよと二人で話していましたが、乾燥した環境のせいか、ハンバーガーを食べながら気が付くと二人とも全部飲んでしまいました。
店を出ると、天候が変わり空には灰色の雲が、オープンカーなので幌をしても落雷が落ちたらと言う恐怖感が沸いて来ました。
結局、雷にはならずここを離れる事が出来ました。
ここで学んだ事は、膨大な時間の積み重が広大なスケールの自然の芸術を生み出した事を知り、人も偉業を成し遂げるには、日々の積み重ねが重要な事を学びました。