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NASAの探査機が火星着陸成功!優れた技術力を解説!20年後には宇宙が身近に! [日本のマスコミが報じない世界のニュース]

20Feb2021-1.jpg日本時間2月19日午前5時55分ごろ、NASAの火星探査機パーサビアランスローバー (Perseverance Rover)

が、火星(Mars)着陸に成功しました(写真出典;以下全てNASA)。


注目すべき事はこれまで何度もNASAは火星に探査機を送り込んで来ましたが、様座な装置や構造を見ると最先端の軍事技術が応用された先端技術の塊で、我が国の技術も実は使われています。


私も20代の頃に宇宙衛星の部品の一部の設計を任された事がありますが、空気の無い真空で、強力な爆発で飛ぶロケットですから大変な振動とG荷重がかかるので絶対に壊れず軽く精密である事が求められました。


今回の火星探査機パーサビアランスその名の通り忍耐が求められた開発の経緯が伺われます。


先ず、上の写真にある精密機器の塊である探査機に衝撃を与えない為の複数の仕組みがあります。


これを解説すると宇宙船から切り離された探査機はカブセルに収められ、大気圏に突入し、大気圏内でパラシュートを開き減速させて行き、更にそこからジェット噴射器の付いたドローンで吊りなら静かに着地させる事で探査機に衝撃を与えない様に着地させています。


実はこの探査機は皆さんが想像する以上に大きく重量もかなり重いと思われます。


20Feb2021-2.jpg写真が走行試験段階のものですが、前後左右に傾いても転倒しない構造である事、幅の広いタイヤが六輪ありますので自重を分散させている事からかなり重量が重い事が分かります。


しかも先端のアームは、まるで工作機械で、岩石に穴を開けたり砕いたりその破片を回収する装置が付いるはずです。


タイヤも以前のものとは材質が変わっています。


20Feb2021-4.jpgこれは恐れらくマーズ・サイエンス・ラボラトリーのタイヤと見られますが、軽量化の為にアルミ合金らしきものを使用したようですが、鋭い小石を踏んだのか穴やへこみが見られます。


これにも改良がくわえられ高熱にもマイナス60℃以上の寒さにも耐えれるアルミと樹脂製を組み合わせたタイヤに変わっています。


さて、この火星探査の目的はなんでしょうか?


20Feb2021-3.jpgこれは、火星の表面をカラーで撮影したものですが、下の方の青い土がありますが、ここが太古の火星では海の底で、粘土層に似た様な地層でこうした場所の土には、生命の存在を示す有機物や微生物などの化石がある可能性があるからです。


この景色は、太古の地球がそのまま見られるアメリカのユタ州やアリゾナ州の砂漠を縦断していた時に似た様な景色を見た事がありますが、本当に綺麗で自然が創り出す芸術だと感じました。


20Feb2021-6.jpg写真はNASAの探査機が撮影した火の写真が左で、右側は地球のかって海か川だった所の地層の写真ですが、火星の石も水の力で削られ角が丸くなった小石がある事から太古の昔は水があった事が分かります。


水がある事は、当時生物が居た可能性があり、火星で生物の痕跡が確認できれば、人類は生命の起源を知る事に繋がる大発見になります。


更に進化させれば人類が生命を有機物素材から創り出す事が出来るかも知れません。


今から20年後には宇宙が更に身近な存在になっているかも知れません。

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