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ビッグプレーヤー大口顧客を攻略する!厚い壁をぶち破れ!接待の本質は楽しいこと! [私はこうして起業した!40年で総資産5億円超に!]

15Oct2020-1.jpg前回引き続き、国際金融市場での仕事についてお送りしますが、実は、ご覧の写真の金庫をぶち破る程大変な仕事を任されていたのです。


マネージャーが君の仕事はこれだと指を指したのは、専用回線の並んだボードで、多数の金融機関と直接通話の出来るボタンが並んでおり、しかもこれまでのディラーが攻略出来なかったり、ラインカットと呼ばれる「電話禁止」措置が取られた取引先ばかりでした。


毎日、この専用回線の常に押し続け連絡を取る訳ですが、1カ月押し続けてもどこも電話に出てくれませんでした。


こちらが電話を掛けている時は当然先方の電話回線ボタンが点滅している筈ですが、出ない事は無視されているか相手にされていない事を意味します。


2ヶ月目に入ると、電話が繋り相手が出たのですが「バカヤロー」と言われ直ぐに切られますが、またその直後にまたこちらからコールバックするのですが、出てくれません。


この時になると、他のラインも出てくれる様になりますが、直ぐに切られましたが、直ぐにこちらからコールバックするの繰り返しをしていると、先方も私がどの様な人物なのか知りたくなった様で、「一度会いたいから来なさい」と言われ、内心ではやった!と言う感じでした。


上司とタクシーで先方に向かう際に、上司は「時間が勿体ないから移動はタクシーを使え、通勤もタクシーだ」と言われ、それそれ以来電車に乗る事は無くなりました。


相手は国際金融市場で恐れられている方で、これまで何人ものディラーがラインカット「電話禁止」措置が取られたり、取り引く停止を言われている方ですから私も上司も大変緊張しました。


しかし、私はこの方ならフィーリングが合いそうだと感じ、向こうも何故か一目置いて下さいました。


その後が勝負で、夕方になると接待の為の食事に誘う電話を入れ続け、遂に引っ張り出す事に成功しました。


最初は、私の過去に遊んでいた六本木で食事して、綺麗な女性のいるナイトクラブ、そして更に、相手がお酒が好きな事が分かるお酒の専門店へ案内して、朝まで飲み明かしました。


翌日は、仕事がある為に殆ど寝ずに出社し、先方へお礼の電話を入れると、双方が二日酔いである事が分かりましたが、その後、最初の取引をして下さいました。


こう言う感じで次々にビッグプレーヤーと呼ばれる大口顧客を攻略して実績を積むと、上司から「君は接待費の上限は無しだどんどん使いなさい」と言われました。


経理課長からは、接待費を10万円使えばそれと同額に税金10万円が付くのでそれ以上稼いでくれと言われました。


1日で最大に接待費を使ったのは、100万円で最初は銀座の料亭で懐石料理を食べ、お客様の同僚がまだ会社で働いている事が分かると、料亭の女将さんにお弁当を作らせそれを届けさせました。


食事が終わると、銀座の高級クラブへ行くのですが、このクラブの女性は実際にはモデルさんなどをしている方が多く美人だらけで、座っただけで5万円と言われる場所です。


流石に一晩で100万円となると、経理に請求書を回すとこうした情報が他の社員に漏れて「使いすぎ」批判を受けた事があり、それを聞いた役員から役員室に呼び出され「頑張れよ」の一言でした。


その日の内に、接待したお客から大口の取引をして下さり、300万円の手数料が入りましたので、そのコンファメーションスリップ(Confirmation Slip)為替取引明細を役員室に持って行くとその後、誰も文句を言わなくなりました。


当然、お客様は大喜びですし、会話も弾み人間関係も濃厚になり、取引もスムーズになりました。


こうした高級店での注意点は、接待する側が女性にのめり込んでしまうと破産する人が多く、実際に何人もそうして破産する方を見て来ました。


その際の鉄則は、接待の目的はお客さんを楽しませ、人間関係を構築する事ですから、自分が楽しんだら負けです。


また、高級クラブや高級料亭では、そこのママや女将さんと仲良くなり、仕事が出来る人だと認められる事が重要です。


こうした関係が出来ると、お客さんの接待ではお客さんの好みの女性を回してくれたり、場を盛り上げて貰える様になります。


営業畑の仕事を知らない人や出来ない人は、会社のお金で遊んでると批判される事がありますが、実際には使う以上稼いでいますし、たまにはケースバイケースで自分のお金でカバーしなければなりません。


それはどう言う事かと言うと、常時同じ店ばかりではお客さんが飽きてしまうので、良いお店を自分で先ず行ってみて探す事になり、こうした費用は会社は出しませんし、サラリーマンではこれは経費として税の控除も出来ません。


しかも、良いお店を見つけたら時々訪問し、ママや女将さんと良好な関係を作らなけでば、接待の時にちゃんと動いて貰えません。


これが出来ると、遊び慣れたおお客さんでも飽きさせませんし、競合他社の営業マンの多くは、グルメ情報誌やガイドブックに掲載された場所ばかりですから、大きな差を付ける事ができます。


次回は、外資入社3カ月でろくに英語もできないまま、急に海外出張、現地支店には日本人は0人、仕事は「現地スタッフが日本企業の顧客に食い込めていないからその橋渡しをせよ!」をお送りします。

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