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ノーベル医学・生理学賞にC型肝炎ウイル発見者のアメリカなどの研究者3人に決定! [ニュース]

06Oct2020-2.jpg日本時間の5日、スウェーデンのストックホルムにあるノーベル賞の選考委員会は、今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者を発表しました。


C型肝炎ウイルスの発見で、肝硬変や肝臓がんを引き起こす血液性肝炎の原因を突き止め、血液検査や治療薬の開発に道を開いたことが評価された上の写真の3名が受賞しました。


ノーベル賞の選考委員会は、米国立衛生研究所(NIH)のハービー・アルター名誉研究員、カナダ・アルバータ大学のマイケル・ホートン教授、米ロックフェラー大学のチャールズ・ライス教授の3氏に授与すると発表した。


実は、私も彼らのお蔭で恩恵を受けた一人です。


今から40年ほど前小型航空機を操縦中墜落事故を起こし、輸血で体の血液を全て輸血する程の大怪我をしてしまい、命は取り留めたものの3か月後にはC型肝炎ウイルスに感染した事が分かり絶体安静にさせられました。


当時は、C型肝炎は不治の病で難病指定されており、医師の説明では20年から30年後にはあなたは肝硬変か癌になり死亡する可能性が高いと言われ、治療方法は無いと言われ事実上余命宣告されました。


それから3年位経ちますと、インターフェロンによる治療方法が開発され、それを受ける事になり、1カ月間の入院が必要で、それは副作用が強く高熱が出て苦しむからでした。


それから週2回スミフェロン5000番台と言われるインターフェロンを注射してもらう為に通院せねばならず、出勤前に病院へ行きその後会社に行くと言う生活が1年間続きました。


しかし、結果的にウイルスの数は減ったものの完全に消えておらず、更に強いスミフェロン1000万番台と言われるインターフェロン治療が始まりました。


これは、更に副作用が強く、本所吾妻橋の地下鉄の階段がきつく、呼吸が苦しく2~3回途中で休まないと階段が上がれない程でした。


この治療も副作用が強い為に途中で治療を中止せざるを得ない方も出る程で、何とか1年間の治療を行いましたが、結果的にウイルスが消えておらず残念な結果となりました。


その後、新しいベグインターフェロン治療やインターフェロン・ブログリン療法が開発され、それは漢方薬の小柴胡湯とインターフェロンを併用して使用した患者が治る可能性が高い事で開発されたそうです。


この治療法で、今から10年程前に、遂に私の体からC型肝炎ウイルスは完全に消え、その後も定期的に検査していますが、ウイルスは完全消えてしまいました。


今回ノーベル賞受賞者となった米国立衛生研究所(NIH)のハービー・アルター名誉研究員、カナダ・アルバータ大学のマイケル・ホートン教授、米ロックフェラー大学のチャールズ・ライス教授の3氏が居なければ、私は既に死亡していたかも知れません。


彼らの努力と功績に感謝すると共に、ノーベル医学・生理学賞を受賞された事に心からお祝い申し上げます。

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