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2020年為替相場の大変動が起こる!急激な円高がインバウンド需要を襲う! [世界経済と日本]

14Feb-1.jpgご覧のチャートはアメリカドルと日本円の為替相場の推移を過去25年間に渡り描いたものです。


ここ数年の当為替相場は非常に値動きの幅が少なく、振幅の幅も狭まりつつありますが、こうした時期程警戒が必要で為替相場が大きく変動する可能性が伺われます。


その最大の理由は、このれまでのアベノミクスに伴う異次元金融緩和は、株価の下落防止と株価の吊り上げ、と円高防止の為に行われて来た事はご周知の通りです。


既にこれに限界が来ており、海外はインフレ傾向になっていますがわが国だけがデフレから脱却出来ない状況でした。


日本の政府支出も日本の国債を日本銀行が買う事で信用創造(Money creation)つまりお金を創り供給してきましたが、この状態を続けられなくなり始めています。


その理由は、既に日銀がステルス・テーパリングと言われる、金融政策の変更を伴わない金融緩和縮小を始めていると見られる点です。


更に、新型肺炎コロナウイルスによる世界の工場と呼ばれたチャイナ経済の崩壊の実情と深刻さが今後報告されますと為替は一気に円高になる可能性があります。


この傾向は、日本の不動産取引にも出ており、これまでホテル用地を中心に高値で取引されて来ましたが、こうした動きが縮小する傾向が見られます。


しかし、円高になりますと世界中からお金が日本に集まって来ますので、日本国内ではバブルが起こり易くなる事は過去の歴史から分かりますが、問題は企業や個人が設備投資に積極的になれるかで決まります。


お金は誰かの借金が増えれば増える程Money creationの原理で増え続けるものですからこうした動きが出るかどうかが鍵になります。


2020年は為替相場を中心に相場の振幅が大きい大変動が起こる可能性があり、ビジネスチャンスも増えますので面白い年になるかも知れません。

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