資本主義の仕組みを知らないと貧困になる!無借金経営を自慢する社長は無能だ! [貧富の格差と階級社会はこうして作られる]
今日は資本主義の仕組みを知らないと貧困になる事について解説しましょう。
資本主義の仕組みを簡単にご説明しますと、資本、労働、土地の三要素が資本主義の大原則である事は皆さんご存じだと思います。
この理屈は知っているのにお金持ちになれない人が大部分なのは何故でしょうか?
最も多いのが知識はあっても何もしない出来ない人が大部分だからです。
上記の三要素揃わない人は、確実に貧困層に落ちてしまうのが資本主義の厳しい現実です。
どうやって三要素を構築するかといえば、労働はあなた自身が健康なら既に持っている筈です。
つまり一生懸命働けば貯金をすれば、次の資本が作れ、労働の結果が銀行に評価されれば、銀行からお金を借りて土地を買う事が出来ます。
これで最初の資本主義の三要素が揃う訳ですが、ここから更に努力する必要あり、同時に付加価値、所謂仕事を生み出す実力が求められます。
簡単に言うとお金を稼ぎ出す力で、様々な稼ぎ方があるので、若い頃からアルバイト等で様々な業界を経験していると次第にノウハウが身に付くものですが、末端の仕事が多いので完全とは言えません。
更に、勉強が必要でその分野の専門家にならなければ、仕事ににはなりませんし、扱う商品によっては国家や民間の資格が必要になり、資格の難易度が高い程起業後に成功し易くなります。
そして、経営学、簿記、心理学、など様々な幅広い知識を身に付ける必要があります。
こうした事業の仕組みができたら、資本や運転資金を更に拡大させる為の投資に必要な資金調達が必要になります。
つまり、銀行からお金を借りる実績を積み重ねる事で、次第に大きな資金調達できます。
この調達した資金の運用が上手な方は必ず富裕層へと昇り詰めて行きます。
この反対に、中小企業の経営者の中には無借金経営を自慢する方がいらっしゃいますが、こうした方は資本主義の仕組みを知らないだけで、こうした会社は衰退してしまいます。
しかし、これもデフレ経済下では有効な方法かも知れませんが、資本主義経済は常に右肩上がりに上昇する特性がありますので、それに反比例してお金の価値が目減りして行きます。
更に、資本主義経済では誰かの借金がお金を作り出す仕組みですから、失われた30年と言われる長期デフレはお金を借りる人や企業が激減したからです。
最大の原因が、バブル崩壊後の銀行の貸しはがしで、会社が収益を上げられない中で、厳しく繰り上げ返済を銀行が迫った結果、運転資金が枯渇して返済できなくなり、差し押させや競売で会社も自宅も失う経営者が続出しました。
その結果、誰も銀行から借金をしなくなってしまった結果、長期に渡りわが国はデフレから脱却できなくなりました。
全体経済は低迷していても、より大きなお金を動かすところにお金も人も情報も集まります。
特に不動産投資等では、優良物件情報は不動産屋さんの店頭等に出ないまま情報は流れ、こうした情報は一部の富裕層には常に流れています。
その理由は、良いか悪いか相手はプロですから直ぐに商談になる可能性が高いからです。
一般の方にはそれなりのコネクションが無ければ入りませんし、入ったとしてもその価値が分からなければ、次からは教えてもらえません。
現実には、こうした情報格差がありますので、格差は広がる一方です。