SSブログ

貧富の格差と階級社会はこうして作られる第12話 明治の電力王に学ぶ成功法則!その4 [貧富の格差と階級社会はこうして作られる]

22Oct2019-1.jpg貧富の格差と階級社会はこうして作られる第12話 明治の電力王に学ぶ成功法則!その4は福沢桃介の投資戦略に学ぶ最終章です。


第6は、「投機をするには3っの方法が考えられる。1っは短期決戦型つまり、今買って明日売ると言う手だ。2っは、今買って3ヶ月後に売ると言う手。3っ目の方法は今買って六ヶ月後の好機を狙う事。」


「こういった三つの考え方があるが、少なくとも相場で大儲けしょうと思うなら、三年に一回の割合で去来する景気の大きな波に注意する必要がある。」と述べています。


先ずこれは桃介が生きた明治時代の話である事を念頭に時代背景を把握した上で相場の本質をみましょう。


1っ目の短期決戦型は今で言えばデイトレードで、今は昔と違い証券会社の手数料がネット証券を利用すればかなり安くなっているのでやり易くなっています。


しかし、これは昔と違い値幅制限等がありますので大きな利幅は取れないと言う欠点がありますが、良い点は相場の大きな変動を素早く察知して、アゲンスト(思惑の逆に動く事)があっても逃げられるメリットがあります。


当然その逆もあり得ます。


2っ目の中期決戦型は、信用取引などでレバレッジ、つまり借金で元金の数倍を投資する場合は3ヶ月から6ヶ月間で勝負しなければなりません。


3っ目も同様で、ごく一般的な投資方法ですが、投資で損をする可能性が高くまたその逆もあり得るパターンです。


結果的に桃介は1~3の何れの方法も否定しており、「少なくとも相場で大儲けしょうと思うなら、三年に一回の割合で去来する景気の大きな波に」乗れと言っています。


これは、相場の真実で投機とはタイミングを見定めて一気に動くべきで、一定の期間等に固執する必要は無い事を言っていると推察いたします。


第7は、「株式市場の将来性を悲観するものは滅びるだろう。なんとならば株式市場は十年を一期として起伏があるが、その将来は大いに楽観して良いのである」と述べています。


22Oct2019-2.jpgこの事はアメリカのS&P500を見ますと確かにこうした事が言える事が分かります。


22Oct2019-3.jpgしかし、日経平均株価225ではこうした現実がありますからそうとは言い難い面があります。


ですが現在の資本主義経済では絶えず貨幣が発行され続け相対的に通貨の価値が下落していると言う現実では、超長期的に見て株価は一時的に下落しても常に値上がりがし続けるのが相場の真理である事は認めざる得ません。


第8は、「相場道に徹した真の相場師は、いわゆる大きな相場の波でけを注目している。何年かに一度しかやって来ない好機を狙っているのだ。」


「したがって相場師というものは大相場を見損なったらそれこそ問題である。大相場を制約する景気変動については、人一倍の調査研究をしなければ、大相場で成功することはできない。」と述べています。


この部分から桃介の器の大きさと「天の時を見る目」を感じさせます。


この大相場は、S&P500にはサブプライムローンショック後からはっきりと表れていますが、日経平均株価225では大相場は過去のものでそのチャンスは余り期待できません。


その理由が我が国の政治になり現在の自民党政権は、我が国の産業を益々弱体化させる政策を取り続けアメリカの言いなりで国益よりもアメリカに我々の富をささげているとしか思えない愚行をプラザ合意以降から続けています。


日本の政治は自民一強でや野党が衰退し過ぎてしまい、政治のゆがみを直せなくなっている大変恐ろしい状況で、政官業の癒着、官僚主導、党高政低、密室裁量行政が行われ易い状況です。


本来これを正すのがマスコミの役割ですが、マスコミが自民党の宣伝をしないと生き残れない、食う為に自民党擁護に変わっており、マスコミの報道は国民を愚民化させ間違っ方向に誘導させるツールとなっています。


また、日本の政治家に帰化政治家が増え続け外国の諜報機関がコントロールしているとしか思えない、種子法改正や労働者派遣法の改正、FTAでの農産物自由化が進み、地方経済の衰退に歯止めが効きません。


世界に対する我が国の国力が衰退するばかりです。


安倍総理の背後にうごめくジャパンハンドラーや総理のルーツについてもしっかり把握すべきではないでしょうか。


nice!(8) 
共通テーマ:ニュース

nice! 8

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。