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墨田区議会定例9月議会2日目初当選以来連続34回目の一般質問を行いました! [墨田区議会]

12Sep2019-1.jpg11日墨田区議会定例9月議会2日目9年前の初当選以来連続34回目の一般質問を行いましたのでその質問原稿を掲載いたします。


墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。これより一般質問を行います。


我が区から大企業が移転してしまう問題について


平成23年の事ですが、所要で京成電鉄株式会社の本社を訪問して居た際に、京成の管理職の方から本社を移転する計画を直接知らされ驚きました。


これは大変だと思い、直ぐに平成23年6月に開催された第2回墨田区議会定例会で、交通の心臓と血液でもある鉄道やバス路線を持つ京成電鉄株式会社の本社移転は何とか食い止める必要がある事を指摘ました。


しかし、当時の山崎区長は東武鉄道には積極的なのに対して京成電鉄には消極的で、結果的に墨田区の無策が続き、その2年後の平成25年9月に、京成電鉄は本社を墨田区から千葉県市川市本八幡に移転してしまいました。


今回も現在は正式な公表はされていませんが、区内の日本を代表する様な大企業が他区に移転すると言う情報があり、同社に問い合わせてみると正式な決定ではないと言っております。


この話が本当だとしますと交渉次第では区内で何とかなる可能性がございます。


(質問1)そこで区長にご質問致しますが、我が国を代表する様な世界的に有名な大企業が我が区には複数ございますが、こうした企業のとの連携はどの様にされているのか。


また、区内の企業や人々が集まる新年賀詞交歓会ではこうした大企業の人々がご参加されていない様に感じますが、どの様にお誘いしているのでしょうか。


(質問2)続いて本区に本社があって我が国を代表する様なブランド力を持つ企業の区外移転を防止する為には、先ず人間関係の構築が必要ですし、企業の現状や移転計画などの情報収集が必要で、移転させない為の関係を構築する必要があると思われますが、現在区長はどの様に対応されており、今後何をする必要があると感じているのか。


(質問3)また、区として大企業を誘致する為に、現在どの様な活動をされているのか具体的にお答えください。


老朽化しバリアフリー化が遅れた本所中学校の校舎の建替えについて


本所中学校の現在の校舎は昭和49年11月に落成し、その後46年が経過しています。その一方で、建設された当時にはモダンな建物で区民の皆様から愛用されて来た亀沢の日進公園内にございました旧家庭センターは、落成後41年で老朽化を理由に廃止が決定され、現在は取壊されてしまいました。


本所中学校校舎は既に46年経過しており、建物の状態も荷重のあるプールが屋上に設置され、旧家庭センターよりも劣化が進んで居るとみられます。


また、同校にはエレベーターが無く、肢体障害者が緊急に避難できる体制が整備されているとも思えません。


さらに、今年の卒業式では肢体不自由の為と思われる松葉杖をつく生徒や車椅子の生徒を見かけました。


こうした生徒が通学されるさいに障壁となるのが、昭和49年に建設された建物の構造です。


当時は戦後の荒廃した場所から高度成長期で大急ぎの突貫工事で建てられた建物が多く、障害者にまで配慮された構造にはそもそもなっていません。


平成18年12月の国連総会本会議で採択された「障害者の権利に関する条約」は、平成20年5月に発効しています。


これに伴い政府は「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律案」を作成し、同法案は平成25年4月26日に閣議決定され、第183回通常国会に提出されました。


その後、5月29日に衆議院内閣委員会で、同31日に衆議院本会議でそれぞれ可決されました。


これに伴い、学校が障害者の物理的な障壁となる状況は許されません。


国際都市を目指ざす当区が、国連総会本会議で採択された「障害者の権利に関する条約」に反する様な校舎が未だに使われていてよいのでしょうか。


また、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律では、「障害を理由とする差別の解消を推進し、もって全ての国民が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現に資することを目的とする」としております。


老朽化した同校舎の建替えをして障害者差別禁止法に準拠したバリアフリー化された校舎にすべきだと思います。


(質問4)そこで区長と教育長にご質問致しますが、同校には障害持つ生徒がいる事を把握されているのか、体育や全校朝礼の際に最上階まで上がるのに障害のある生徒はどうしているのか、についてどの程度把握されているのでしょうか。


また、亀沢の旧家庭センターは落成後41年で老朽化を理由に廃止が決定されましたが、同校舎は既に46年が経過していることから、老朽化についてのご認識をお伺いいたしますと共に、今後の建替えについての計画をお知らせください。


商工会議所墨田支部から出された要望書について


私の会社も会員になっております。


商工会議所墨田支部から複数の建設的な要望が出されていますが区としてどう取り組むおつもりなのかご質問致します。


先ず、(質問5)事業規模・業種に関わらず、人手不足感が強まっており、中小・小規模事業者にとっては、事業の存続に係わる大きな課題です。


既に人口減少社会に突入している中で、今後、さらに深刻さが増すと見られます。


このため人材確保の状況は、昨年よりもより一層厳しくなっていることから「雇用支援」、加えて「定着支援」についても、互いに連携し、様々な施策を総動員していただきたいという要望にどう応えるのかお答え下さい。


(質問6)事業承継支援については、事業・税務・法務面など対策が極めて複雑・高度で多岐に渡ることから、「オールすみだ」の支援体制の定着・発展が求められていますが、待った無しの状況の中で区長はどの様に応えられるかお答え下さい。


続いて(質問7)新しい事業が起き、人が集まる「すみだ」をつくるためには、区外からも創業希望者を呼び込む積極的なアピールが必要で、事業のための区内既存建物のリノベーション、また、区内移転のための退去時の、現状復帰に係る助成を伴う小規模事業者の支援と遊休建物の有効活用の促進を求める要望について区長はどう応えて行くおつもりなのかお答え下さい。


(質問8)地域経済の好循環、区内産業の育成及び購入品の質の確保のため、区内事業者の優先的受注機会の拡大を目指して、総合評価方式における地域貢献ポイントの拡大と、入札制度について最低制限価格の引上げ、前払金制度の拡充など、ダンピングの防止及び工事の品質確保につながる取組を継続的に実施してもらいたいと言う要望には区長はどうお応えされるのかお答え下さい。


また、(質問9)商店街の活性化のためには、区が主体となる商店事業者と墨田区への転入希望事業者や創業希望人材のマッチング支援制度の創設をご検討いただきたいとの要望と、住居兼店舗の賃貸店舗化のための個店毎の分離改修の助成を引き続きご検討いただきたいとの要望がございますが、区長のご所見をお伺いいたします。


続きまして(質問10)運輸業界が実施する健康診断については、2018年3月に国土交通省の自動車運送事業者に対する行政処分等の基準が改正され、車両の運行停止処分が強化された影響で、更なる受診者数の増加が見込まれています。


昨年度に実施した際の課題をふまえ、安全運転の基本である健康確保と人材不足、働き方改革に対応するため、より一層の柔軟な施設利用支援をする必要がございます。


これについて区長の方針をお伺いいたします。


また、(質問11)路上での荷捌きスペースの確保は、引き続き大変厳しい状況であり、時間帯を指定した短時間駐車の取締り除外など、運送事業者への配慮について、国・都への働きかけを継続していただきたいとする要望について区長はどの様に取り組まれているのかお答え下さい。


それから(質問12)観光協会の機能強化、増加する宿泊施設と地域の連携推進、すみだ地域ブランド戦略の方向性の明確化、小規模小売店・飲食店へのインバウンド誘致に向けた情報発信支援、民間主催のイベント支援強化等が求められていますが、それぞれについて区長のご方針をお示し下さい。


(質問13)中でも深刻な問題は向島地区の歴史・文化を活かした街づくりで、江戸時代から花街として栄え、社寺には文豪が残した遺産も多く区長も馴染み深い地域だと思います。最盛期には200件を超える料亭がありましたが現在では12軒まで減ってしまい、江戸情緒や江戸文化が街の風景から消滅してしまう恐れがあります。


区として何らかの対策を立てないと大切な観光資源が失われる恐れがありますが、区長のこの地域への想いと具体的な対策をお答え下さい。


また、(質問14)葛飾区では、2016年5月に葛飾区の観光戦略として相撲部屋を誘致することを発表すると、翌2017年には東関部屋が墨田区本所四丁目から移転し、更に、2020年には九重部屋が墨田区石原4丁目から葛飾区奥戸へ移転を予定しています。


その背景には、葛飾区は九重部屋誘致のため来春から50年間、奥戸1丁目の区有地約510平方メートルを九重部屋に有償で貸し出すというのがあるそうです。


これでは「相撲」のまちのすみだや両国がすたれかねません。


「ブランドコンテンツとして相撲の活用、観光コンテンツとして「相撲」を積極的に活用し、ご支援いただきたい。」と言う要望に区長はどの様に応えようとされているのかお答え下さい。


ひきこもり対策の重要性について


引きこもりは、本人は勿論、両親とその家族の負担も大きく、場合によっては近隣住民まで巻き込んでしまう重要な問題である事が区民の皆様からのご相談から分かりました。


放置すれば社会復帰のチャンスが閉ざされるだけではなく、社会負担の増加となって自治体の財政を圧迫してしまうことから早期発見と対応が重要です。


このため、専門家等による原因究明や対処方法の確立、原因となる学校などのいじめ対策、企業内でのパワハラに対する責任の重さを社会全体で理解すべきで、人の心の傷は一度損傷すると生涯治らない事を周知すべきだと思いますが、(質問15)区長と教育長に引きこもり対策の重要性に対するご所見と区内の引きこもりに対する具体的な対策や方針をお示し下さい。


墨田区の歴史文化遺産の保存と継承について


墨田区は江戸文化を継承しており、区内には多数の石碑や道標が存在していますが、文字が薄く読めなくなっていたり、昔の文字の為に現代の人が読めない文字もございます。


そこで専門家の力を借りて後世の残せるものは記録保存すべきです。


同時に言葉や文化、時代毎に流行した食べ物、や現在も変わらず人気のある食べ物なども記録し保存し、郷土文化資料館をもっと文化継承の為に活用すべきだと思いますが、(質問16)区長と教育長のご所見をお伺いいたします。


以上で、私からの質問を終わります。


ご静聴ありがとうございました。

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