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本日は第1回定例会最終日採決の日です!反対討論7件賛成討論1件を行います! [墨田区議会]

19Mar2019-1.jpg19日区議会第1回定例会本会議最終日は採決があります、その前に7概案について反対討論を行い、議員提出議案第2号墨田区健康保険条例の一部を改正する条例について賛成討論を行います。


討論原稿を下記に公開しますのでご覧ください。


墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。これより討論を行います。

 

議案第2号 平成31年度墨田区一般会計予算について


 これについては、北斎基金事業費約2億5,543万円のうち、寄付キャンペーン経費に約8千998万円が使われ、その結果得られた北斎基金寄付金は約1億6,500万円ですから、寄付金の約半分は経費である事が分かります。つまり、私達の税金が寄付にすり替わっているのではないでしょうか。


また、北斎基金事業費約2億5,543万円、すみだ北斎美術館の指定管理者による管理運営委託経費約1億6,028万円、北斎交流プロモーション経費約573万円のほか、更にこれに充当される指定管理者の積算による入館料収入約1億2千万円が運営経費に充当され、更に今年度の実績から見込まれる北斎資料の購入費が約4千万円となり、その合計額がすみだ北斎美術館関連支出になると考えられますが、その総額は平成31年度予算では約5億8,144万円になります。


これまで墨田オンブズマンでは、北斎美術館は毎年5億円の赤字が出る事を試算して参りました。今後は入館者の減少や建物の老朽化に伴う管理修繕経費の増大を考えますとは、やはり試算通りだったとしか思えません。


また、大学誘致推進経費に約10億円も支出される事も区財政を考えますと過大過ぎます。よって当該議案には反対致します。

 

議案第 3 号 平成31 年度墨田区国民健康保険特別会計予算について

 

平成31 年度墨田区国民健康保険特別会計予算を見ますと、健康保険給付費は約170億4,100万円で、これに対して国民健康保険料収入は約62億7,100万円に過ぎません。


この事は国民健康保険制度自体が既に崩壊しており、都支出金約171億3,170万円が無ければ成り立たない制度である事が分かります。


根本的な制度改革が先ず必要で、当該予算は時間稼ぎとしか思えません。よって当該議案には反対致します。

 

議案第15号、議案第16号、議案第17号物品の買入れについて


 議案第15号、議案第16号、議案第17号物品の買入れについては入札仕様書の提出を求めましたが、議決が終わるまで公開できないと言われ、入札内容が把握出来ません。


これでは区民の皆様に説明責任を果たせませんので当該3件の議案には反対致します。

 

議員提出議案第2号 墨田区国民健康保険条例の一部を改正する条例について


若年世代の晩婚化や少子化の背景には、勤労者世帯の所得が増えていない事や公的負担の増大があり、この問題は墨田区だけの問題では無く我が国の国力の問題にも関わります。


よって、国民健康保険における18歳未満の子どもの均等割額を軽減することによって、子育て世帯の負担軽減を図る必要があると思いますので、当該議案に賛成致します。


以上で、私からの討論を終わります。


ご静聴ありがとうございました。


次の陳情については下記の討論を行いました。


墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。これより討論を行います。


陳情第3号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める意見書の提出に関する陳情について
 そもそも、医師・看護師・医療技術職・介護職などの夜勤交替制労働は、極めて体の負担が大きく労働環境を改善する必要がある事は言うまでもありません。


特に休日は夜間の医師・看護師・医療技術職・介護職の増員は必要で深夜に救急患者を搬送したくても受入られる病院が少なすぎる現実がある事から、当該陳情の通り国に対して意見書の提出は必要と考えます。


したがって、当該委員会審査報告には反対致します。


陳情第4号 介護職員の処遇改善を求める意見書の提出に関する陳情について


 現在は非常に求人難と言われ、介護職員の処遇改善を図りませんと介護に必要な人材を確保出来なくなる恐れや、介護職員の過酷な労働環境を考えますと、国に対して介護職員の処遇改善を求める意見書の提出は必要と考えます。


よって、当該委員会審査報告には反対致します。


陳情第5号 消費税10パーセント増税の中止を求める意見書の提出に関する陳情について


 米労働省が8日発表した2月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数の市場予想は18万人増だったのに対し、公式発表では桁違いの2万人増加とどまる衝撃的な結果となりました。


米国の中央銀行である米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)のいずれもも、政策金利を据え置く方針を表明した背景には、世界の景気が減速を始めた事を意味します。


この状況で我が国の消費税が10%に引き上げられますと経済のエンジンとも言われる消費が低迷し、再び長いデフレ経済に陥る可能性が高く国に対して増税の中止を求める意見書の提出が必要と考えますので、当該委員会審査報告には反対致します。


以上で、私からの討論を終わります。


ご静聴ありがとうございました。

最後に国民健康保険条例の一部を改正する条例についてに


墨田オンブズマン 大瀬康介でございます。これより一般質問を行います。


議案第23号 墨田区国民健康保険条例の一部を改正する条例についてについて


「当該条例の提案理由は、特別区国民健康保険事業の調整に関する共通基準に基づき保険料率を改定するほか、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、低所得世帯の保険料の均等割額の減額に係る所得算定基準を改めるとともに、所要の改正をする必要がある。」


と述べていますが、元々保険料の低い低所得世帯の保険料の均等割額の減額したところでその総額は微々たるものです。


2016年に厚生労働省が公表している「児童のいる世帯」の、平均所得は約740万円で、こうした子育て世帯で子どもが2名いる家族4人世帯の国民健康保険料は年間659,058円なのに対して、低所得世帯の65歳未満1人世帯の保険料は年間15,300円に過ぎません。


この事から国民健康保険料が子育て世帯の家計を如何に圧迫しているかを知るべきです。


また、低所得世帯を手厚くする事で問題が見えにくくしているに過ぎずこの様な小手先の改正を繰返すだけでは根本的な問題の解決にはなりません。よって当該議案に反対致します。


以上で、私からの討論を終わります。


ご静聴ありがとうございました。


今回は追加議案が多く、やる事が多すぎて議会が始まる1時間前までもの凄く忙しくなりました。

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