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アメリカの穀物価格の急激な乱高下の意味!金価格高騰にみる世界的異変の兆候! [日本の農業を守ろう!]

20170606-1.jpg6日のコーン価格を1時間足のチャート描いてみますとで大引けにかけて急騰している事が分かります。


これに対して6日の大豆相場を同様に1時間足のチャートにしてみると次の様になります。


20170606-4.jpgコーンとは全く逆の動きをした事がお分かりになると思います。


こうした極端な値動きの裏では何らかの思惑が隠されていますので注意が必要です。


アメリカの農務省のスカウト局長は、「土壌水分は引き続き乾燥し、作物の状態は悪化した」と述べたそうですから、アメリカでは干ばつが広がり穀物価格は先物を中心に値上がり傾向である事が予想されます。


それなのに何故大豆が作日の大引けに売られたのでしょうか。


この背景には日本のこれまでの努力が考えられます。


日本は1980年ごろまでアメリカに輸入の大部分を依存していましたが、その後、日本の支援でブラジルが大増産となり2015年の国別輸入量はアメリカ233万トンに次ぐ51万トンがブラジルからの輸入になっているからです。


つまり米国で大豆価格が上がるとブラジルで更に増産が進む恐れがある事を懸念した動きである事が推測されます。


20170606-5.jpgこれが世界の大豆の生産量と消費量ですが、生産ではブラジルの追い上げが米国の大豆生産の脅威になっている事が分かります。


日本の努力が結果的に大豆価格の上昇を抑え、米国が推進する遺伝子組み換え大豆の拡散を押さえる結果になっているのかも知れません。


その他の不安要因として金価格の上昇があり世界的な混乱が起こる兆候かもしれませんのでご注意下さい。


20170606-3.jpg北朝鮮の度重なる弾道ミサイルの発射や国連安全保障理事会でチャイナ、ロシアまで制裁決議に賛成した事を受けて金価格は急騰しています。


金価格は軍事的緊張が高まりますと上昇しますので朝鮮半島情勢を予測する鍵になりますので今後も金価格から目を離さない方が良いかも知れません。

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