公共施設で生ビール!本所地域プラザに見る公共施設の私物化!利権行政の現実! [墨田区議会]
公共施設で生ビールが売られているのに違和感を感じられた近隣住民からご指摘があり現場を見に行きますと、ご覧の通り生ビールののぼりが区民の財産である公共施設である本所地域プラザの敷地内に掲げられていました。
ここの指定管理者は自民党の松島みどり衆議院議員の元後援会会長で昨年も松島みどり衆議院議員の資金管理団体の会計責任者である山中みどり氏が理事長を務める一般社団法人本所地域プラザBIG SHIPです。
昨年第4回定例会では、この指定管理者が入札を経ない特命随意契約で契約が更新されており、この問題を本会議で指摘しましたら、沖山仁議員から動議が出され議会が1時間以上中断しました。
私の発言内容に意義があった様ですが、その発言内容に問題点は一切なく、突っ込める所がなかった様で、結局沖山仁議員は賛成討論を行いましたが、この中で私の発言に虚偽があるかの様な発言をするなど議会の品位を落とす発言をしています。
また、毎年一身上の都合で議長が辞職する形を取る持ち回りの議長選出の互選では沖山仁議員が指名推薦される事を知り、互選には反対を表明して結果、無記名投票になりました。
投票になると面白い事がわかりますのでやってみました。
それは墨田区議会がオール与党である事を明らかにする事が出来るチャンスですのでやってみました。
墨田区議会がオール与党であるなら票は1対31になる筈です。
私は迷わず最大野党の筈の共産党の古参の議員の名前を書き投票しました。
開票結果は、31票が沖山仁議員、残り1票は共産党の古参の議員でした。
これは、下打ち合わせ無にこうなる事はほとんど無い筈ですが、特に共産党が本物の野党なら、所属議員は全員古参の名前を書いたとしても不思議ではありませんが、本人を含め全員が自民党の沖山氏に投票しています。
ご参考までに議長の報酬は次の通りになり、月額報酬は、917,000円(他に6月の期末手当1,513,050円、12月の期末手当1,513,050円、3月期期末手当229,250円)が加算されますから年間報酬は14,907,350円になります。
こうした背景があるのか自民党の沖山仁議員の「動議」裏には一般社団法人本所地域プラザBIG SHIPについては敏感にならざるを得ない様です。
ご覧のものは、契約の更新に伴い一般社団法人本所地域プラザBIG SHIPが墨田区に提出した事業概要ですが、ここには「生ビール」の提供など酒類の提供の申告はありません。
実際に確認してみると酒類提供の申告は無く墨田区も正式な許可は出しておらず、黒幕的存在のやる事に見て見ぬふりをしていた事が分かります。
この議案に反対したの全議員の中でただ一人私だけが反対しただけで残念ながら可決されています。
しかしながら公共の場所での飲酒は国際的に喫煙と同様に禁止される方向にあります。
それは、WHOが発表した”アルコールの有害使用つまり多量飲酒による疾病を10%削減する”という目標により、国際的に公共の場所での飲酒が禁止される傾向にあります。
これに伴い、政府は2013年に「アルコール健康障害対策基本法」を制定しました。
更に、2016年には「アルコール健康障害対策推進基本計画」がまとめられ、喫煙に引き続き、国際的に酒の販売や飲酒に対して公共の場所での販売や飲酒が法律で規制される方向にあります。
単に金儲けの為に健康障害の原因となるアルコール類の広告であるのぼりを白昼堂々と公共施設に掲げる御仁に指定管理者として年間58,183,000円も区からもらいながら更にアルコール類で儲けようとされるのですから強欲とはこの事かも知れません。