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平成29年第1回臨時会!区議会議長選出で互選に意義を述べ無記名投票になりました! [墨田区議会]

20170525-1.jpg25日平成29年第1回臨時会が開催されました(写真は昨年の第4回定例会のものです)。


この臨時会の開会の目的は、常任委員会の委員の入れ替えがあり、更に、特別委員会の廃止と新設等がある為にそれを議会で承認を得る必要がある為におこなわれたものです。


更に、区議会議長、区議会副議長、議員選出の監査委員、それぞれが「一身上の理由で辞職したいとの辞職届けが出された」と言う理由で毎年これらの役職者が交代し、議長は自民党の古参が、副議長は公明党の古参が持ち回る区民不在の行事が行われています。


その理由は区議会議長、区議会副議長、ともなると専用の個室を区議会事務局内に与えられたり、議会公用車が使えることや報酬が格段に変わります。


各役職別議員報酬の月額は次の通りです。
 
議長:917,000円(他に6月の期末手当1,513,050円、12月の期末手当1,513,050円、3月期期末手当229,250円)が加算されますから年間報酬は14,907,350円になります。
 
副議長:788,000円(他に6月の期末手当1,288,380円、12月の期末手当1,288,380円、3月期期末手当197,000円)が加算されますから年間報酬は12,229,760円になります。


監査委員(議員選出委員):議員報酬に月額147,000円が加わりますから月額757,000円(他に6月の期末手当1,237,695円、12月の期末手当1,237,695円、3月期期末手当189,250円)が加算されますから年間報酬は11,748,640円になります。
 
委員会委員長:652,000円(他に6月の期末手当1,066,020円、12月の期末手当1,066,020円、3月期期末手当163,000円)が加算されますから年間報酬は10,119,040円になります。
 
同 副委員長:629,000円(他に6月の期末手当1,028,415円、12月の期末手当1,028,415円、3月期期末手当157,000円)が加算されますから年間報酬は9,761,830円になります。
 
その他の議員:610,000円(他に6月の期末手当997,350円、12月の期末手当997,350円、3月期期末手当152,000円)が加算されますから年間報酬は9,466,700円になります。


そこで議長ともなると一般の議員と比べ年収ベースでで5,440,650万円以上高くなります。


つまりこう言う美味しい蜜は自民党の古参が独占し互いに回し合う仕組みになっています。


報酬に見合う識見や能力、人間性があれば多少納得できるかも知れませんが持ち回りではこうは行かない事は誰もが知る所でです。


議長選出には当たっては、互選では沖山仁議員が指名推薦される事を知り、私は昨年12月9日に行われた区議会第4回定例会で私の一般質問直後に動議だ出され議会が1時間以上中断された事を思い出しました。


これは、私の発言内容に意義があった様ですが、その発言内容に問題点は一切なく、突っ込める所がなかった様で、結局沖山仁議員は賛成討論を行いましたが、この中で私の発言に虚偽があるかの様な発言をするなど議会の品位を落とす発言をした為です。


こうした経緯から、私が互選には反対を表明して結果、無記名投票になりました。


投票になると面白い事がわかりますのでやってみました。


それは墨田区議会がオール与党である事を明らかにする事が出来るチャンスですのでやってみました。


墨田区議会がオール与党であるなら票は1対31になる筈です。


私は迷わず最大野党の筈の共産党の古参の議員の名前を書き投票しました。


開票の時に5名立会人が開票状況を見て居ると思わず笑みを浮かべた方が居たので、恐らく彼はこの意味を理解したと思います。


開票結果は、31票が沖山仁議員、残り1票は共産党の古参の議員でした。


これは、下打ち合わせ無にこうなる事はほとんど無い筈ですが、特に共産党が本物の野党なら、所属議員は全員古参の名前を書いたとしても不思議ではありませんが、本人を含め全員が自民党の沖山氏に投票しています。


ここから読み取れる事は、共産党もオール与党化しており、本当の野党は私だけと言う事ではないでしょうか。


また、こうした構造が日本の政治をダメにしているのです。


本来は、官僚の仕事を監視監督し公共の福祉の実現に寄与するのが議員の仕事ですが、逆に官僚に支配されてしまっている事に気付かない事が問題です。


官僚はオール与党組に加われば美味しい餌を用意しており、その典型が議長職です。


つまり、他の議員よりも年収が550万円以上高い上に、豪華な議長室、公用車、様々な式典などでトップクラスの来賓扱いを受けられる職に付けるのは与党だからですよと言うマインドコントロールの様な雰囲気を作ります。


野党に居ればいつまで経っても要職には付けませんよと言う雰囲気を作りだしています。


現実はこれは幻想に過ぎず有権者も賢くなって居ますので今までの密裁量的な政治はネットの普及で出来なくなっています。


今回も議長がどれ程の報酬を得て居るかお分かりになった通り、この報酬に見合う能力のある人物なのかは、本人を知る方なら誰でも分かると思います。


狡猾な官僚は無能な政治家を好み、無能な政治家はおだてられ担がれる事を好み、担がれてさえ居れば無能でも何とか仕事が出来ている様に見えるお膳立てをされているのに気付かないだけではないでしょうか。


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